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Wednesday, March 4, 2020

新卒フリーランスはあり?失敗しないために、向いている職種や必要なスキルを考える - ジョイキャリア

最近、「新卒フリーランス」という言葉が話題ですね。これから就職活動を始める方、もしくは4月から社会人になる方、「新卒フリーランス」という存在を知って「新卒なのに会社に所属せずにかっこいい」と憧れの感情を持つ方もいるのでは?

「新卒フリーランス」とは一体どういうものなのでしょうか?

筆者は、新卒で入った会社を心身症になり3か月で辞め(自己都合)、翌月には別の会社に入社するも部署が廃部になりちょうど1年でリストラにあい(会社都合)、「会社に雇われるなんてもう嫌だ!」と思い、新卒2年目でフリーランスになりました。

それから10年以上フリーランスをしてきた経験から「新卒フリーランス」についてご紹介します。

新卒フリーランスで失敗しないために必要なスキル3つ

新卒でフリーランスになるとはどういうことなのか、決断する前にしっかりと考えておきましょう

新卒でフリーランスになるということは、多くの方にとって社会人経験がまったくない状態からスタートするということです。

社会人経験がなくても新卒フリーランスを目指すなら最低限必要な3つのスキルをご紹介します。

必要なスキル1:実績&実力のある専門分野を持つ

まず必要なのは「何を仕事にするのか」という専門分野です。

どの分野でも「未経験で実績もありません」という人にお金を払ってくれるところはありません。

「賞をとった」というほどの大きなものでなくてもいいので、あなたがどの程度のスキルを持っているかがわかるポートフォリオのような実績を伝えるための資料は必要です。

必要なスキル2:自分を売り込む営業力

自分自身、スキルを自信を持って売り込むことはできますか?

次に、持っているスキルを売り込む力が必要です。どんな仕事でも自分が費やした労力や結果の対価として「お客さん」からお金をいただくことになります。

その「お客さん」たちに「私はほかの人とはここが違う」と能力を売る必要があります。

すでに実績や知名度がある場合は、相手の方から「あなたに依頼したいです」と声をかけてくれることもありますが、新卒フリーランスの場合はほとんどないと考えたほうがいいでしょう。多くの場合、自分から「お客さん」を見つけにいくことが必要です。

場合によってはどこかの仕事募集に応募したり面接を受けたり、派遣業者に登録して仕事を紹介してもらうこともあります。

いずれにしても自分を売り込む営業力が必要であり、「営業は苦手……」という方は新卒フリーランスには向いていません。

必要なスキル3:自分の上司になる管理力

1年、1か月、1日の目標を時分で決めて行動できますか?

最後に、もっとも必要なのが「自分が自分の上司になる管理力」です。

会社に属さないということは、何時に起きても何をしていてもどこで働くかもすべてが自由です。何もしなくて1日を終えても誰にも怒られません。

だからこそ、プータローではなく「新卒フリーランス」として稼いで頑張っていきたいのであれば、自分自身が上司となり自ら叱咤激励する必要があります。

朝起きる時間や仕事にあてる時間をはじめ、スケジュールを管理する力は当然必要です。さらに自分のスキルを販売する場合には、健康第一となるため体調管理も大切になってきます。

そのほかにも、売上目標を立てる、目標を達成するための行動を明確にするなど、自己管理ができることが最低限必要なスキルと言えます。

新卒でフリーランスに向かない人の3つの要素

安定思考が強い、指示を待ってしまうタイプの方はフリーランスには向きません

安定思考が強い、指示を待ってしまうタイプの方はフリーランスには向きません

次に、新卒フリーランスに向かない人について紹介します。以下のうち3つとも当てはまってしまうようであれば、新卒フリーランスは諦めた方が無難です。

要素1:仕事としての実績がない人

好きなことや得意なことがあっても、仕事としての実績がないとなかなかフリーランスとして仕事を見つけるのは難しいです。理由は2つ。ひとつは、まだ仕事としてお金をもらうレベルに達していない可能性があるから。もうひとつは、実績としてレベルを証明できるものが無いからです。

ただ、実績が無いからといって諦める必要はありません。仕事の実績をつくりたい場合、最初は知り合いに頼んで無料で仕事をさせてもらう方法もあります。

実績として紹介する際はお金のやりとりがあったか否かは関係がないため、無料で請け負ったとしても実績にすることができます。無料で仕事をした相手が満足してくれれば、その方が知人を紹介してくれるケースもよくあります。

要素2:人脈がない人

ビジネスで使える人脈はありますか?友達を販売相手に選ぶのはおすすめできません!

フリーランスはどこにも属さないため、多くの場合自分で仕事を見つけてくる必要があります。

仕事の見つけ方には以下のような方法があります。

1. フリーランスの仕事紹介所に登録する
2. スキルシェアマーケットで仕事を見つける
3. 自分のWebサイトを作り、そこからの依頼を待つ
4. 知人からの紹介

1に関しては、エンジニアでいえば「レバテックフリーランス」、ライターでいえば「シュフティ」などネットで検索すればさまざまなエージェントが見つかります。これらは、「未経験可」を謳っているところが多いですが、好条件のお仕事には実績がある方が優先されるためなかなか良い仕事を見つけるのが難しいです。

2のスキルシェアマーケットは近年話題の「クラウドワークス」や「ランサーズ」、「ココナラ」や「SKIMA」、「タイムチケット」のようなスキルやサービスを売買するサービスです。これらはどうしても報酬が安価な仕事が多く、3に関してはお客さん側から見つけてもらうのがなかなか難しいが現実です。

結果、フリーランスで仕事を獲得するのにもっとも適しているのは4の「知人からの紹介」になります。

知人の紹介であれば、ある程度こちらの実力を知ってくれているので仕事をしやすいというメリットもあります。また、良い仕事をすることによってさらにほかのクライアントを紹介してもらえることもあります。人脈はフリーランスにとって命綱ともいえるものなのです。

要素3:お金に余裕がない人

収入が無い月があっても暮らしていける環境にありますか?

たとえば「大学卒業を期にひとり暮らしを始める予定」「家にお金を入れなければならない」といった方は新卒フリーランスは向きません。

フリーランスは比較的自由な働き方ではありますが、言い換えると「不安定」ということでもあります。

毎月決まった給料が入ってくるわけではないので、お金に余裕がない人がフリーランスになってしまうと心の余裕を持てずに焦ってうまくいかないことが多いです。

新卒フリーランスは難しくても、ゆくゆくフリーランスになりたいという人は、まずは会社に属して安定収入を得ながら、退勤後や週末にスキルを磨いていきましょう。そして徐々に自分のお客さんを見つけていき、少しずつフリーランスにシフトすることをおすすめします。

新卒フリーランスにおすすめの職種

次に、新卒でもフリーランスで仕事を獲得しやすい、おすすめの職種についてご紹介します。

PC1台でできる職種

PC1台あれば簡潔できるお仕事はフリーランスに向いています

フリーランスに向いている仕事には、どんな仕事がありますか? と聞かれたら、私はまず以下のような職種を伝えます。

ライター/デザイナー/エンジニア/動画編集

その理由は、需要が多く一定のスキルがあれば仕事を得やすいからです。エンジニアは常に不足していますし、動画編集はこれからの時代に売れるスキルの1つです。

ライターやデザイナーは飽和していると思われがちですが、「専門分野をわかりやすく書ける人」や「売れるセールスライティングができる人」のように強みをつくれば選ばれる人になれます。

実力や人気で勝負できる職種

「体感・効果・人気」が重視される世界で勝負すれば実績や経歴がなくても大丈夫!

次に、私がおすすめするのは、実力や人気で勝負できる以下のような職種です。

パーソナルトレーナー/ヨガインストラクターなどのスポーツインストラクター

これらは「いかにお客さんが満足してくれるか、楽しんでくれるか」といった点が勝負なので学歴も実績も関係ありません。

目の前の相手が満足してくれればリピートしてくれるし、知人を紹介してくれます。満足できなかったらもう二度と来きてくれません。

シビアな世界ではありますが、「自分が好きなことでお客さんに満足してもらいたい」という考えを持ち、努力できる方であれば向いています。

新卒フリーランスに向かない仕事内容

決断する前にやりたいことがフリーランスに向いているか考えておきましょう

新卒フリーランスに向かない仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?

ひとりでは完結できない仕事

ひとりでは完結できない仕事とは、Webディレクターなど受注してから納品(仕事を完了する)までにほかの人の介入が必要なものです。たとえば、あなたがWebディレクターを目指して、企業のWebサイト構築を請け負ったとします。ひとりでデザインからプログラミングまで行えればいいですが、なかなかそういう人は少ないでしょう。

その場合、以下の2つの懸念事項があります。

1つ目に、ほかの人に依頼する場合には人脈が必要です。今の時代はネットで人材を探すこともできますが、初めて仕事をする相手の場合、質やテイストがわからず、また不慣れであるため、思った通りの仕事をしてもらえないことがあります。

2つ目は、キャッシュフロー(お金の流れ)の問題です。多くの場合、納品の翌月末までに報酬が支払われます。分業してほかの人に作業を依頼した場合は、報酬が払われる前に支払いが発生することもあります。クライアントから報酬が入ってくる前に支払いが発生すると、額によって自分の資産がマイナスになってしまうこともあります。

新卒フリーランスは本当に信頼できるパートナーがいる場合を除き、受注から納品まですべて1人で完結できる仕事を選びましょう。

初期投資や商品が必要な仕事

最初はリスクの少ないところから始めましょう

初期投資や商品が必要な仕事は、新卒フリーランスには向いていません。なぜなら新卒フリーランスは、仕事を始めたばかりでこれから先どうなるかわからないからです。

最初から多額の初期投資や商品を用意しても、数か月も続かないうちに「やはり会社員になりたい…」と思ってしまうことも考えられます。

最初はなるべくリスクなく始められる仕事を選びましょう。

新卒フリーランスになるのはいい? 悪い? まとめ

フリーランスには自由な甘い面もある反面、厳しい現実も待ち構えています

新卒フリーランスに対して、「会社員の基本ができない」「新卒としての特権を使わないのはもったいない」など反対意見も多くあります。

現実的に「フリーランス」には、自由な生活が送れるという甘い面だけでなく、以下のようなシビアな面があります。

  • すべてが自分の責任
  • 社会保険など企業だと一部負担してもらっている金額を自分で払う義務がある
  • 産休・育休がない
  • 有給がない
  • 年金支給額が低い

とくに新卒フリーランスだと、大学時代に実績や人脈をつくれていなければすべてがゼロからのスタートです。それはなかなかに厳しい道のりです。新卒2年目からフリーランスになった著者ですが、たった1年でも会社員として働いた経験はしておいて良かったと言えます。

それでもあなたは新卒フリーランスを目指しますか? 自由に働きたいだけであれば、近年では、リモートワークやフレックス制度を取り入れている会社も増えてきています。本当にやりたいことは「フリーランスでなければならないのか」「フリーランスのような働き方をしたいだけ」なのか、もう一度考えてみることをおすすめします。

ただし今の時代、大企業に入ったからといって安定した生活が送れるわけではありません。そういう意味では新卒でフリーランスになり、稼ぐために必要な力を磨かなければならない状況に身をおき、成長する環境を作り自ら険しい道のりを歩んでいくのも有りです。

新卒フリーランスは自分で成長し続けられる人にこそ向いている選択肢です。

この記事を書いたライター

栢原陽子

栢原陽子

WEBでのパーソナルブランディング、セールスライティングを得意とするライター/編集者。これまでに医師や起業家、大学講師などをプロデュース。 2020年、中小企業診断士合格を目指し勉強中。執筆テーマは女性の働き方、WEBブランディング、小さな起業。

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